低圧の絶縁抵抗測定の基準値は、使用電圧300V以下で対地電圧150V以下なら0.1MΩ、150V超なら0.2MΩ、300V超は0.4MΩです[1]。絶縁抵抗の測定が難しい場合は、漏えい電流を1mA以下に保つことで代えられます[2]。ただし3区分の値は最低値にすぎず、自然な経年劣化だけで1MΩを下回ることはないとする技術者もいます[3][1]。高圧は絶縁抵抗計の値に明確な判定基準がないため、6kV回路で6MΩ以上を目安にするなど、現場や会社ごとの基準で判断しています[4][5]。
低圧の基準値:0.1・0.2・0.4MΩは合格ではなく最低値
低圧電路の絶縁抵抗には、使用電圧の区分ごとに下限があります[2][1]。使用電圧300V以下の電路は、対地電圧150V以下で0.1MΩ以上、150V超で0.2MΩ以上です[1]。使用電圧が300Vを超える電路は0.4MΩ以上です[1]。0.1MΩという値は、100V回路で漏れる電流が1mAになる絶縁抵抗として計算できます[2][6]。1mAは人が電撃を感じる最小の値で、1か所に集中して流れても火災の心配がない値と整理されています[2]。
無停電でI0rを測る場合も考え方は同じです。200V回路でI0rが2mAなら絶縁抵抗0.1MΩに相当し、10mAなら0.02MΩ相当で絶縁不良の可能性が高いとされています[7]。2mAは換算例であって許容値ではなく、判定の目安は漏えい電流1mA以下です[2]。ただし接地側の相で絶縁が落ちている場合は、対地電圧がないため漏れ電流に表れません[2]。ブレーカーを開放してメガーで測って初めて見つかることがあります[2]。
ある技術者は、0.1MΩや0.2MΩを「基準値」と呼ぶと普段からその程度の値が出るものだと初心者に誤解させやすいとして、あくまで最低値だと強調しています[3]。性能の良い絶縁抵抗計なら低圧回路で250MΩが出るという見方もあり[8]、合格ラインと健全な設備の実測値には大きな差があります。太陽光設備を扱う別の記録は、3区分の値を最低基準と位置づけ、竣工時は100MΩ以上が理想としています[1]。
高圧の基準値:法令の判定値はなく、目安と社内基準で見る
高圧電路の絶縁性能は絶縁耐力試験で証明するものなので、絶縁抵抗計の値には明確な基準がないとされています[4]。技術基準に高圧メガーの判定基準がないことを前提に話す技術者もいます[5]。そのため現場では、6kV回路なら6MΩ以上を確保するといった目安が使われています[4]。
ある会社の判定例では、高圧母線と機器一般が6MΩ以上、変圧器が30MΩ以上、開閉器・遮断器・高圧コンデンサが100MΩ以上と、対象ごとに基準を変えています[4]。高圧CVケーブルについては、絶縁体が2,000MΩ未満、シースが1MΩ未満で要注意とする目安があります[9]。シースは1MΩ以上を良とする整理もあります[4]。一般に、これらは各社や各事業場の運用値です。担当先の保安規程や社内基準にどう定められているかを確かめてから使います。
通常の点検での印加電圧については意見が分かれます。1000Vと5000Vのどちらで測っても問題ないが、5000Vのほうが厳密に測れるとする記録があります[4]。一方、1000Vメガーで10MΩと出た回路をDC6000Vで測り直したらVCTが0Ωだった例や、8MΩが1MΩになった例を挙げ、ハイボルトメガーで測るべきだとする記録もあります[10]。通常の点検でどちらを使うかは、現場や設備によって判断が分かれます。
これとは別に、地絡継電器が動作してPASが開いた後の調査は、1000Vメガーで異常なしと出ても再投入せず、ハイボルトメガーで確認すべきだとされています[10]。1000Vメガーの結果だけで異常なしと判断して再投入し、波及事故になった例が何度も起きているという指摘もあります[10]。事故後の調査や再送電は、手順書と有資格者の判断に従ってください。
低圧の測定で電子機器を壊さないための切り離し
電子部品を使った機器は、絶縁抵抗計の印加電圧で故障することがあります[11]。故障しやすい機器の例は、パソコン・通信機器・自動ドア・空調機・エレベーター・動力制御盤です[11]。サージ対策のない製品や寿命の近い製品は、故障する可能性が高いとされています[11]。
電子機器は回路から切り離して測るのが理想です[11]。しかし点検のときに、OA機器がすべてコンセントから外れているかを確かめるのは難しいという指摘があります[11]。機器を守る目的で印加電圧50V以下の絶縁抵抗計を使う方法は、技術基準に適合しません[11]。
ある記録は故障を防ぐ工夫として、ブレーカー2次側を3相短絡し、各相を同じ電位にして電圧をかける方法を挙げています[11]。同じ記録は、故障の原因が絶縁抵抗計ではなくブレーカーの開放や投入だった可能性も指摘しました[11]。停電点検では、開放・印加・投入のどの時点で機器が壊れたかを確かめられないためです[11]。短絡や切り離しの作業は、現場の手順書と有資格者の判断に従ってください。
低圧の測定レンジ:125V・250V・500Vと50V・100Vの扱い
ある技術者は、現場で使うレンジとして1000V・125V・250V・500Vを挙げています[12]。必須は1000Vで、125V・250V・500Vの順に出番が減るという経験です[12]。50Vレンジの出番は、ほとんどないという見方です[12]。この技術者は、4レンジの機種を選ぶか、高圧用1000Vと低圧用の2台を持つ方法を勧めています[12]。
表示方式は、低圧で判定値と照らし合わせるならデジタル式がよいという意見があります[12]。高圧は技術基準に判定値がなく、点検前後の比較で良否を見ます[12]。このため高圧用はアナログ式でもよいと、この技術者は考えています[12]。
JIS規格は、絶縁抵抗計の定格電圧として100Vと125Vの両方を定めています[13]。ある技術者の記録では、昔の絶縁抵抗計は125Vではなく100Vレンジだったようです[13]。設備の故障を心配して、100Vでの測定を求める依頼もありました[13]。この技術者は、125Vをかけただけで壊れる設備はすでに限界ではないかと問いかけています[13]。
50Vレンジを備えた絶縁抵抗計もあります[13]。ただし故障防止のために50V以下で測る方法は、技術基準に適合しません[11]。一般に、レンジが前回と違うと値を比べにくいため、使ったレンジも測定値と一緒に残します。
線間絶縁抵抗の測り方:負荷がつながったままだと0MΩと出る
一般に、線間の測定は電線どうしの絶縁を、対地の測定は電線と大地の間の絶縁を確かめます。対地を測るときは、基本的にスイッチをすべて入れた状態にします[6]。照明器具が付いていれば、スイッチが切れていても器具を通して先の配線まで測れます[6]。線間を測るときは逆で、負荷がつながっていると正しい値が出ません[14]。
電球を付けてスイッチを入れたまま線間を測ると、絶縁抵抗計の直流電圧は電球にかかります[14]。電球の抵抗を1kΩとすると、MΩ単位の絶縁抵抗計では0MΩと表示されます[14]。線間の値を正しく見るには、スイッチを切って回路を断路するか、負荷をすべて外します[14]。線間の測定では、赤と黒のプローブをどちらの相に当てても問題ありません[14]。
照明器具の交換や撤去、追加の工事をした後の手順を示す解説があります[14]。その解説では、MCCBから送電する前に、対地と線間の両方を必ず測ります[14]。線間が短絡したまま投入すると、MCCBから火花が出て端子やケーブルが焼損するおそれがあるためです[14]。
同じ解説は、線間測定を行う時期も整理しています[14]。竣工検査では、低圧・高圧とも全回路で測ります[14]。定期検査では、低圧は測らないことが多く、高圧は全回路で行います[14]。
漏電ブレーカーの線間を測る場合は、電線を外さないと内部回路が故障するおそれがあります[14]。インバーターは、線間に試験電圧をかけると壊れるとされています[14]。インバーター単体を試験するときは、主回路端子台の配線をすべて外します[14]。そのうえで各端子を一括短絡し、主回路端子とアースの間に電圧をかける手順です[14]。
モーター単体の試験は、出力端子U・V・Wの接続を外してから行います[14]。配線の取り外しや短絡の作業は、現場の手順書と有資格者の判断に従ってください。
前回値と比べる前に、測定条件をそろえる
高圧ケーブルは、電圧をかけた直後は充電電流の影響で値が低く不安定になります[9]。そのため、通常は1分値で読むとされています[9]。測定前には、リードを開放すると∞、短絡すると0を示すことを確認します[9]。測定後は導体を接地して残留電荷を放電することも手順に含まれています[9]。放電や検電のやり方は機器や試験の方法によって違うため、現場の手順書と有資格者の判断に従ってください。
低圧では、スイッチを切ったまま測るとスイッチから照明器具までの配線が測定範囲から外れることがあります[6]。単相3線の電灯回路には、100V・100V・200Vの3通りの使われ方があります[6]。どこに不良があるか分からないため、L1・N・L2の3線すべてを測ります[6]。
2P100V回路では、接地側のN(白相)も測定の対象です[6]。1Pブレーカーの中性端子は、ブレーカーを切って中性端子開放レバーも開けてから測ります[6]。絶縁抵抗計の点検は通常、標準抵抗器で行います[15]。一般に、条件のそろっていない値どうしを比べても、下がった原因が劣化なのか測り方の違いなのかを区別できません。
雨の日や湿った日に値が低く出たときの判断
天候によって絶縁抵抗の値は大きく変わります[16]。ある技術者によると、晴れた日は高圧機器一括で2000MΩ以上、低圧はどの回路も100MΩ以上と出ることが多くなります[16]。天気が悪い日は高圧で10MΩや20MΩという値が出て、低圧でも前年になかった絶縁不良が見つかることがあります[16]。この技術者は、雨の日を晴れた日には分からない不良が見つかる機会と捉えています[16]。
雨が降ったり止んだりの日に、太陽光発電所のストリングを測った技術者の記録があります[17]。湿っているときに全体が同じくらい低い値なら、この技術者は不良とせず要経過観察にすることがあります[17]。極端に低い回路だけは、接続箱の中も確認しています[17]。確認した回路は、次回の月次点検でもう一度見る予定です[17]。不良とするかどうかは、現場の基準と有資格者の判断に従ってください。
絶縁抵抗の低下は、清掃や乾燥で戻ることがあります[18]。高圧のレジン碍子は、アルコール清掃と絶縁保護剤の塗布・乾燥で492MΩから1920MΩまで上がっています[18]。樹脂の劣化したブレーカーを測った技術者は、水拭きしてから測れば値が変わったかもしれないと振り返りました[19]。低圧では、濡れた盤の床に触れていた電線を床から離すと、0.01MΩだった回路が50MΩを超えた例があります[20]。ただし技術者は被覆の傷やひび割れを疑っており、値が戻っても被覆の損傷が解消したわけではありません[20]。
雨天は測定そのものにも時間がかかります[21]。水は空気より比誘電率が大きく、静電容量が増えると充電と放電に時間を要するためです[21]。ある記録は、雨天に1mAの絶縁抵抗計で太陽電池モジュールを測ると30分以上かかるとしています[21]。一般に、天候や盤内の湿り具合を測定値と一緒に記録しておくと、次回の値と比べやすくなります。
太陽光発電設備の絶縁抵抗測定:発電中の電圧に注意
太陽光パネルは日光が当たると発電するため、測定する回路に電圧が出ています[1]。従来の絶縁抵抗計で発電中に測ると、発電電圧が測定値に影響し、絶縁抵抗計が壊れる可能性もあります[22]。N側が地絡していると、従来の絶縁抵抗計には発電電流が流れ込み、値が本来より小さく出ます[22]。PV用の絶縁抵抗計は、発電中でもP側とN側を短絡させずに測れます[22]。
発電していない夜間なら、通常の絶縁抵抗計でもP側とN側を短絡して測れるとされています[22]。日中に短絡すると、アークの発生やパネルの発熱が火災につながるおそれがあります[22]。発電中の回路を扱う作業は、現場の手順書と有資格者の判断に従ってください。
ある解説の手順では、作業者が接続箱の主開閉器を切ってパワーコンディショナーとの接続を外します[22]。次にすべてのストリングの断路器を切り、避雷器がある回路は避雷器も切り離します[22]。測定レンジは回路電圧を上回るものを選びます[1]。49.05Vのパネルが18直列なら882.9Vになるため、PVモードの1000Vレンジで測る計算です[1]。開閉器の操作や切り離しは、現場の手順書と有資格者の判断に従ってください。
判定には、低圧電路と同じ3区分の値を使います[1]。使用開始から12年の発電所では、アレスタを外さずに集電箱で測ると各回路が2〜3MΩのところ、1回路だけ0.1MΩでした[23]。技術者が対象回路の接続箱で測り直すと、1回路の最低値は0.4MΩを超えていました[23]。絶縁不良には当たりませんが、前年から破損したパネル1枚が未改修で絶縁抵抗も下がっています[23]。技術者はパネルの交換をもう一度進言しました[23]。
避雷器やバリスタの扱いは、資料によって違います[22][17]。切り離してから測る手順を示す解説[22]がある一方、外さずに測り、極端に低い回路だけ接続箱で確認する技術者もいます[17][23]。バリスタを外さないと値は低めに出ます[17]。どちらの進め方を取るかは、現場や設備によって判断が分かれます。
絶縁が下がる原因には、ケーブルの劣化や損傷、モジュールの損傷があります[1]。パネルは屋外に置かれるため、直射日光・塩害・野生動物のほか、施工不良や草刈りでの切断も原因になります[1]。
基準は満たしているが前回より低い:現場の実例
ある技術者は、最低値を満たすかどうかより、トラブルを減らす保守を優先しています[3]。テナントで停電が起きれば、ビルの電気担当に連絡が来るためです[3]。この技術者は、着任したら正常な状態の値を自分で実測して把握しておくよう勧めています[3]。
高圧側では、所内一括の絶縁抵抗が30MΩと低めだったため、機器ごとに測って原因を追った例があります[18]。以前から絶縁が良くなかった現場で、清掃前に1000Vメガーで個別に測ったところ、母線の白相だけが低い値でした[18]。原因は、赤相と青相のCTに挟まれたレジン碍子でした[18]。アルコール清掃で492MΩから784MΩへわずかに上がり、絶縁保護剤をかけて乾かす作業を2回繰り返すと1920MΩまで回復しました[18]。効果が続くかは次回以降の年次点検で追跡します[18]。交換は現場のルールに従い、本社へ指摘を上げて改修を待っています[18]。
1988年製キュービクルの年次点検では、低圧ブレーカーの2次側が2〜3MΩの間でふらつきました[19]。プローブがブレーカーの穴枠に触れると2MΩ、端子だけに当てると3MΩでした[19]。250Vレンジで本体を測ると20MΩだったため、劣化した樹脂の抵抗が合成されて値が揺れていたと分かりました[19]。被覆が抜けてむき出しになったピンが両方に触れていたことも原因の一つで、接着剤と熱収縮チューブで補修しています[19]。今後さらに絶縁が下がるか、入切の動作が怪しくなった時点で交換を提案する方針です[19]。
値が大きく下がったときの原因切り分けの実例
低圧600VのCV-3Cケーブルで絶縁不良が出た現場では、0.01MΩだった値が作業の途中で1MΩに上がりました[20]。調べると、盤内の濡れた床に電線が触れていました[20]。奥の赤線を床から離すように曲げると50MΩを超えました[20]。被覆の裏がざらついていたため、施工時の傷か劣化によるひび割れを疑っています[20]。探査は、屋上と地上に分かれた作業員とトランシーバーで連絡を取り、ブレーカーを入切しながら進めました[20]。
月次点検で、B種接地線の漏れ電流が普段の5mA程度から100〜120mAに増えていた例もあります[24]。漏れは50秒ほどで収まり、しばらくするとまた出るため、機械を動かしたときだけ不良回路が動くと推定しました[24]。回線を追うと押出機にたどり着きました[24]。従業員に聞くと、以前から調子が悪く修理を頼んでいるところでした[24]。絶縁監視装置は、無線通信の遅れと遅延設定が重なって発報していなかったようです[24]。一般に、年次の絶縁抵抗値と月次の漏れ電流をあわせて見ると、低下の兆しに気づきやすくなります。
低下をお客様にどう伝えるか:判断が分かれる点
変圧器の絶縁抵抗が前年の500MΩから200MΩになったことを、異常がないのにわざわざお客様へ伝えるのは考えものだという技術者もいます[5]。お客様は対策が必要かと不安になります[5]。しかし「様子見」と答えても、お客様は1年間何をすればよいのか分からず、心配だけが残るという指摘です[5]。
違和感のある値は見逃さずに対応すべきだという考え[3]と、対策につながらない低下の説明は控えるべきだという考え[5]は、どちらも現場の経験から出ています。どこまでを指摘や報告の対象にするかは、現場や設備によって判断が分かれます。一般に、低下を伝える場合は、原因の見当、次に確かめること、交換を提案する条件までそろえて話すと、お客様が判断しやすくなります。
現場で確かめること
- 担当電路の電圧区分(0.1・0.2・0.4MΩのどれか)と、保安規程や社内基準の判定値
- 前回値や同じ盤のほかの回路との差、B種接地線の漏れ電流の変化
- 使ったレンジ(印加電圧)と読み取りのタイミングが前回と同じか
- 測定時の天候、盤内の濡れや汚れ、プローブの当たり方
- 電子機器・インバーター・漏電ブレーカー・避雷器などがつながったままでないか(線間では負荷も外す)
- 交換や改修を提案する条件と報告ルート
実際の作業は、各事業場の保安規程・作業手順書と、有資格者の判断に従ってください。
よくある質問
Q.低圧で0.1MΩあれば合格ですか?
A.対地電圧150V以下の電路なら、0.1MΩ以上が最低ラインです[2]。ただし最低値にすぎません。ほかの回路が10MΩ以上ある中で0.1MΩ台の回路があれば、違和感を持つべきだという現場の声があります[3]。
Q.0.2MΩと0.4MΩはどの電路の基準値ですか?
A.使用電圧300V以下で対地電圧が150Vを超える電路は0.2MΩ以上、使用電圧が300Vを超える電路は0.4MΩ以上です[1]。どちらも最低基準で、竣工時は100MΩ以上が理想とされています[1]。
Q.単相3線の回路はどこを測りますか?
A.単相3線の電灯回路は100V・100V・200Vの3通りに使われるため、L1・N・L2の3線とも測ります[6]。2P100V回路では、接地側のNも測定の対象です[6]。
Q.線間絶縁抵抗が0MΩと出たら短絡ですか?
A.照明器具などの負荷がつながったまま線間を測ると、絶縁抵抗計は負荷の抵抗を拾って0MΩと表示します[14]。スイッチを切って回路を断路するか、負荷をすべて外してから測り直します[14]。
Q.低圧の絶縁抵抗計にはどのレンジが必要ですか?
A.ある技術者は、現場で使うレンジとして1000V・125V・250V・500Vを挙げ、50Vの出番はほとんどないとしています[12]。故障防止のために50V以下で測る方法は、技術基準に適合しません[11]。
Q.高圧の絶縁抵抗に基準値はありますか?
A.絶縁抵抗計の値には明確な基準がなく、絶縁性能は絶縁耐力試験で確認するとされています[4]。現場では6kV回路で6MΩ以上を目安にしたり、変圧器は30MΩ以上など機器ごとに社内基準を設けたりしています[4]。
Q.高圧回路は1000Vメガーで測ってもよいですか?
A.通常の点検では1000Vでも可とする記録[4]と、ハイボルトメガーで測るべきだとする記録[10]があり、判断が分かれます。地絡継電器が動作してPASが開いた後の調査は、1000Vで異常なしと出ても再投入せず、ハイボルトメガーで確認すべきだとされています[10]。事故後の対応は手順書と有資格者の判断に従ってください。
Q.雨の日に絶縁抵抗が低く出たら不良ですか?
A.天気が悪い日は晴れた日より低い値が出やすく、高圧で10MΩや20MΩになることがあります[16]。ただし雨の日の測定値でも、0.1・0.2・0.4MΩの最低値を下回れば基準を満たしません[1]。ある技術者は、湿った太陽光ストリングが全体に同程度の低い値なら要経過観察とし、極端に低い回路だけ接続箱で確認しています[17]。不良かどうかは、現場の基準と有資格者の判断に従ってください。
Q.メガーで電子機器が壊れることはありますか?
A.サージ対策のない製品や寿命の近い製品は、印加電圧で故障する可能性が高いとされています[11]。電子機器は切り離して測るのが理想ですが、50V以下の絶縁抵抗計で代用する方法は技術基準に適合しません[11]。
Q.太陽光パネルは通常の絶縁抵抗計で測れますか?
A.発電していない夜間なら、P側とN側を短絡した状態で通常の絶縁抵抗計でも測れるとされています[22]。日中は発電電圧が測定値に影響し、絶縁抵抗計が壊れる可能性もあるため、PV用の絶縁抵抗計を使います[22][1]。作業は現場の手順書と有資格者の判断に従ってください。
出典(このページのもとにした記事・動画)
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